製品取扱説明
<< 家具 - 使用上の注意点 >>
[チェア・ソファ]
・座面に立ち上がる、踏み台代わりにする等、座る以外の用途でのご使用はお控えください。製品の破損や転倒・転落によるケガの危険があります。
・前脚を浮かせ、後脚に体重を掛ける座り方等、不安定な姿勢でのご使用はお控えください。製品の破損や転倒・転落によるケガの危険があります。
・床面が滑りやすい場所ではご使用にならないでください。転倒・転落によるケガの危険があります。
・スタッキング(積み重ね)機能のあるチェアは、指定数以上の積み重ねをしないでください。荷崩れによる破損やケガをする危険があります。製品により、積み重ね可能数が異なりますので、販売店までお問い合わせください。
・スタッキング(積み重ね)機能のあるチェアは、積み重ねたままで座らないでください。転倒による破損や手や足をはさむケガをする危険があります。
・スタッキング(積み重ね)機能のあるチェアは、積み重ねたままで移動させないでください。
・移動するときは、持ち上げるか、脚裏にフェルトを貼ってください。引きずって移動をさせると、床面を傷つける恐れがあります。
・使用可能定員数を超えて座らないでください。破損によるケガの危険があります。
・水平な場所に設置してください。傾いた状態で使用すると製品強度の低下や破損の原因となります。
・その他、危険な行為に類する使用はお控えください。
[テーブル]
・天板の上に立ち上がる、腰かけるなど、テーブルとしての用途以外でのご使用はお控えください。製品の破損や転倒・転落によるケガの危険があります。
・一本脚のテーブルは天板に過度な片荷重をかけないでください。転倒による破損やケガをする危険があります。
・移動するときは、複数人で持ち上げて行ってください。
・引き出し付きのデスクを移動する時は、引き出しが飛び出してケガをしないようにご注意ください。
・天板上に熱い鍋や高温のものを直接置かないでください。天板に傷・変形・変色が生じる恐れがあります。
・組み立て式のテーブルは、接合部が緩んだ状態でご使用にならないでください。定期的に緩みがないか確認し、緩んでいる場合には締め直してください。
・水平な場所に設置してください。傾いた状態で使用すると製品強度の低下や破損の原因となります。
・その他、危険な行為に類する使用はお控えください。
[キャビネット]
・収納物は、上段のみまたは手前のみに収納しないでください。不安定となり転倒して破損やケガをする危険があります。
・本体や引き出し、扉、棚板の上に乗らないでください。製品の破損や転倒・転落によるケガの危険があります。
・引き出しや扉を開いた状態で荷重を加えないでください。製品の破損や転倒・転落によるケガの危険があります。
・可動部の隙間に手を入れた状態で、引き出しや扉の開閉をしないでください。ケガの危険があります。
・引き出しや扉を二つ以上開けた状態でのご使用はお控えください。転倒によるケガの危険があります。
・引き出しに物を入れすぎると開閉に支障をきたし、破損の恐れがあります。開閉に支障のない範囲でご使用ください。
・テレビを設置する際には、必ず正しい設置方法をご確認の上、取付けを行ってください。推奨するテレビサイズ以外は設置しないでください。転倒・転落によるケガの恐れがあります。
・ガラス面の内側には、飛散防止フィルムが貼られています。フィルムに傷が付いてしまうと直すことはできません。掃除や棚板を移動する際などは傷がつかないようにご注意ください。
・真鍮脚を組み立てる際には、必ず組み立て図をご確認の上、作業を行ってください。
・水平な場所に設置してください。傾いた状態で使用すると製品強度の低下や破損の原因となります。
・その他、危険な行為に類する使用はお控えください。
[ベッド]
・ベッドの上で飛び跳ねないでください。製品の破損や転倒・転落によるケガの危険があります。
・マットレスを長持ちさせるために、時々表裏、上下を入れ替えてご使用ください。同じ向きで長期間使用すると、機能の低下や変形、きしみの原因となります。(目安:3か月に1度くらい)
・ベッドフレームのネジの緩みや材の経年変化などで、きしみ音やぐらつきが出る場合があります。その際はネジを締め直してください。
・水平な場所に設置してください。傾いた状態で使用すると製品強度の低下や破損の原因となります。
・その他、危険な行為に類する使用はお控えください。
[照明器具]
<警告>この表示に反したお取り扱いは、死亡または重傷を負うと想定される内容を示します。
[ペンダントライト / スタンドライト]
・器具の定格電圧と電源電圧は、器具を取付ける前に必ず確認してください。定格電圧を超えた電圧で使用すると、火災や故障の原因となります。
・器具の取付けや組み立ては説明書に従い、確実に行ってください。取付けや組み立て、設置に不備があると火災・感電の原因になります。
・万が一、煙が出たり、異臭がするなど異常を感じた場合は、すみやかに電源を切ってください。異常な状態が収まったことを確認し、販売店へご相談ください。
・周囲温度5℃~35℃、周囲湿度45%~85%でご使用ください。指定外の周囲温度で使用し続けると故障の原因となります。
・空調などの風を受けて器具が揺れる場所や衝撃や震動のある場所ではご使用にならないでください。故障・落下・転倒による破損の原因になります。
・燃える可能性のある物を器具に被せたり、近くに置いてご使用にならないでください。火災の原因になります。
・器具を改造したり、部品を変更したりしてご使用にならないでください。火災・感電・破損の原因になります。
・電源コードや電源プラグを無理に曲げたり、引っ張るなど、破損するようなことはしないでください。火災・破損の原因になります。
・電源コードが破損した場合(芯線の露出・断線など)、すみやかに電源を切り、電気店や販売店にご相談ください。そのまま使用すると火災・感電の原因になります。
・電源プラグを抜き差しする時は、必ずプラグ部分を持って行ってください。プラグ部分以外を持って抜き差しすると電源コードが破損し、火災・感電の原因になります。
・電源プラグは所定の位置まで確実に差し込んでください。不完全な差し込みで使用すると火災・故障の原因になります。
・プラグやソケットのホコリや塵は定期的に取り除いてください。ホコリや塵がたまっていると湿気などで絶縁不良となり、火災の原因になります。
・器具のすきまや放熱穴に金属類など異物を差し込まないでください。感電・故障の原因になります。
・取り付けや組み立ては説明書に従ってください。不完全な取り付け方法や組み立て方で使用すると火災・感電・故障の原因になります。
・その他、危険な行為に類する使用はお控えください。
[ペンダントライト]
・調光機能のついた壁スイッチ(ライトコントローラー)を使用する場合は、調光対応のランプをご使用ください。ただし、調光対応ランプでも調光スイッチとの相性で点灯不良や異音などが生じることがありますので、スイッチメーカーへ適応ランプの確認をお願いいたします。調光非対応のランプは故障・火災の原因になります。
・調光機能のない壁付け入切スイッチへ交換する場合は、電気工事店にご相談ください。
・フランジカバーのある器具は、必ず説明書に従って取り付けてください。不完全な取り付け方法で使用すると感電・故障の原因になります。
・傾斜天井や天井に補強がない箇所には取り付けできません。火災・落下による破損の原因になります。
・天井についている配線器具を確認してください。配線器具(引掛埋込ローゼット/引掛シーリング )が設置されていない場合は取り付けができません。配線ダクト(ダクトレール)に取り付ける場合は、フランジカバー内に入るサイズの接続プラグ (引掛シーリング交換プラグ)が必要です。(※別売)
・配線器具(引掛埋込ローゼット/引掛シーリング )が、破損していたり固定されていない場合は取り付けできません。無理な取り付けは、火災・落下による破損の原因になります。電気専門店に配線器具の交換を依頼してください。
[スタンドライト]
・不安定な場所や燃えやすい物の近くでご使用にならないでください。火災・落下・転倒による破損の原因になります。
・電源コードに物を載せたり、挟み込んだり、踏んだりしないでください。電源コードに負荷がかかった状態での使用は火災・故障の原因になります。
・器具の近くに暖房器具など高温の物を置かないでください。火災・故障の原因になります。
・点灯したまま器具を持ち運ばないでください。破損・感電の原因になります。
・長時間使用しない場合は安全のために差込プラグを抜いてください。
・コンセントの定格を超えるご使用はしないでください。火災・故障の原因になります。
<注意>この表示に反したお取り扱いは、人が傷害を負う危険が想定される場合および 物的損害の発生が想定される内容を示します。
・この器具は非防湿・非防水です。屋外や浴室等の水気や湿気の多いところではご使用になれません。
・この器具は屋内仕様です。屋外や半屋外ではご使用になれません。
・濡れた手でコードを抜き差ししないでください。感電や故障の原因になります。
・ランプは定格電圧に則し、器具の規格に合ったものをご使用ください。規格・基準外のランプを使用すると火災・感電の原因になります。
・お手入れの際は、水洗いしたり、スプレー式洗剤などを直接かけたりしないでください。感電・故障の原因になります。
・点灯中および点灯直後は器具が高温になっているので手を触れないでください。感電の原因になります。
・ランプの交換やお手入れは、必ず電源を切った状態で行ってください。
・照明器具には寿命があります。使用条件や使用環境で異なりますが、一般的な使用状態で5年〜10年が寿命の目安となります。外観に異常がなくても内部の劣化は進行していますので、2年に1度は電気専門店による点検を実施していただき、不具合がありましたら適切な処置を施してください。放置すると火災・感電・故障の原因になります。
[その他の家具]
・コートハンガーは片荷重や強風で転倒する場合がありますので、荷重・設置場所にご注意ください。転倒による破損やケガの危険があります。
・ミラーは必ず付属の取り付け具で固定してください。付属品以外での固定は、転倒し破損やケガの危険があります。
・ミラーの取り付けは、壁内部の構造によっては設置ができない場合があります。無理に取り付けた場合、壁面や製品が破損したり、落下によるケガの危険があります。ご不明点は販売店またはカスタマーサービスにご相談ください。
・その他、危険な行為に類する使用はお控えください。
[全品共通の注意点]
・直射日光や冷暖房器具の風が直接当たる場所はなるべく避けて設置してください。変形・変色・割れや反りの原因となります。
・必ず製品が水平になるような場所に設置してください。不安定な状態でご使用になると、製品強度の低下や破損・転倒によるケガの原因となります。
・破棄する場合は専門業者にご依頼するか、各自治体の指定する廃棄方法に従ってください。
・組み立て式の製品は、必ず組立図に基づき、組み立て・解体を行ってください。誤った組み立て方でご使用になると、製品の破損やケガの原因になります。組立図がない場合は、販売店にご連絡ください。
・ボルトやネジが緩んだ状態や故障状態でご使用にならないでください。製品破損やケガの危険があります。ボルトやネジの緩みを定期的に点検し、緩みがある場合はすみやかに締め直してください。
・シンナーやベンジンなど揮発性の薬品や、研磨剤などはご使用にならないでください。製品にキズをつけ、変色・変質の原因となります。
・アルコール系や塩素系の除菌液はウレタン塗装を腐食させる可能性があります。頻繁なご使用は避けてください。また使用した際に表面にべたつきや塗膜の浮き、艶の変化などの症状が少しでも現れた場合はすぐにご使用を中止してください。状態によっては再塗装が必要となる場合があります。
・設置は壁面から離し、お部屋の換気を充分に行ってください。高温多湿の部屋や結露する環境下では、カビやダニが発生し、製品が変色・変形・劣化する原因となります。推奨する環境は湿度40%~60%です。乾燥が著しい場所では、加湿器をご使用ください。
・当社製品の多くは素材の風合いを残すように塗装を薄く施すオープンポア塗装です。製品に何らかの負荷がかかると塗膜が剥がれる場合がありますのでご注意ください。またお手入れ等で拭く際に布巾によっては、それらの繊維や成分が木目に付着したり詰まったりすることがありますのでご注意ください。
・布巾の素材や編み方によっては、木の繊維に引っかかる場合があります。そのような布巾のご使用は避け、引っ掛かりにくいものをお選びください。(推奨素材:綿、レーヨンなど)
・布巾でお手入れすると艶が変化する場合があります。特に強く拭いたり、一部分を集中して拭くと艶が変化しますのでご注意ください。
・設置場所の床の素材や強度などによって、製品や収納物の重みで床が沈み込む場合があります。転倒や破損の恐れがありますので適切な補強を施してください。
・設置場所の床によって、製品の揺れや異音が発生する場合があります。そのような場合は床の補強や壁面への固定をお勧めいたします。
・素材や鉄水仕上げ、ウレタン塗装などの塗布したものによって臭いを発する場合があります。不快感や体調不良をおこす場合がありますので、換気を行い出来るだけ室内に臭気がこもらないようにご注意ください。時間と共に臭いは軽減します。
・天然木を使用している製品は、木目、節、色の濃さなどの風合いが一点ずつ異なります。これらの理由による返品、返金、割引、交換のご要望はお受け出来かねますのでご了承ください。
・レザーは表面にナチュラルマーク(シワ、イボ、傷あとなど)がついている場合があります。これらの理由による返品、返金、割引、交換のご要望はお受け出来かねますのでご了承ください。
<< 素材別 取扱い上の注意点 >>
[木材/ビーズワックス仕上げ]
特徴
北海道で生産されたヒマワリ油と国産蜜蝋を配合した完全無添加の仕上材です。安心・安全な仕上げを家具に使用するために、オリジナル開発を行いました。ヒマワリ油が木材に浸透することで乾燥を防ぎ、蜜蝋が木材の表面にとどまることで防水・防汚効果をもたらします。ウレタン塗装のように表面に樹脂膜を作らないので、木の素材感や手触りを保ち、年月を重ねるほどに風合いが増してゆきます。定期的にビーズワックスを塗布するお手入れによって、永くご愛用いただける仕上げです。
取り扱い
・家具の設置は、木材の割れや反りの原因となる放熱器具の近くや空調機器の吹出口付近、直射日光(紫外線)の当たる場所はなるべく避けてください。
・熱い鍋や水気のあるグラスなどを直接置くと、しみの原因となります。コースターやランチョンマット、鍋敷きなどをご使用ください。
・水拭きをすると表面のビーズワックスが拭き取られます。頻繁に水拭きをする場合は、お手入れの頻度を増やしてください。
・ビーズワックス塗布後はしっかりと拭き取ってください。拭き残りがあると、洋服や書類、本に油染みがつく恐れがあります。
・お手入れ用のビーズワックスは季節や湿度によって硬さが変わり、成分が分離することがあります。硬くなったり、分離した場合は、湯せんをしてヘラなどで混ぜてからご使用ください。
・ビーズワックスにはアレルギー特定原材料等25 品目は含まれておりません。
・ビーズワックスは完全無添加の天然原料を使用しておりますが、誤って目や口に入った場合や皮膚等に異常があらわれた場合は、念のため本製品を持参して医療機関で受診してください。
お手入れ
- サンドペーパー(#240~#320)で木目に沿って軽くやすりがけをします。
- 固く絞った布巾で、表面の汚れやホコリを拭き取ります。
- 家具の表面が乾燥したら、スポンジに適量のビーズワックスをつけ、木目に沿って塗りこみます。
- 家具の表面の余分なビーズワックスは、柔らかい布で丁寧に拭き取り、磨きあげます。この時に、ビーズワックスを均一に伸ばすようにして、拭き上げてください。
すぐにご使用いただけますが、半日~1日おくと、ビーズワックスがより定着します。
1-4を定期的(通常期4~11月ごろは月に1度、乾燥期12~3月は週に1度)に行うとビーズワックスが定着し、より一層安定的な効果が期待できます。特にご購入当初はこまめなお手入れをお勧めします。無垢材の割れや反りの防止につながります。
[木材/鉄水仕上げ]
特徴
ナラ材に鉄分が触れると、木材に含まれるタンニンと化学反応を起こして黒色に変化します。この特性を生かして、ナラ材を自然に黒色に変色させたものが「鉄水仕上げ」です。顔料や染料で表面を塗装する仕上げとは違って、木目の風合いが感じられる豊かな表情が特徴です。鉄水は衣類や繊維用の染色剤として使用されるのが一般的ですが、家具用の仕上げとしてオリジナル開発しました。それぞれのナラ材によってタンニンの含有量が異なるので、色合いに個体差が生じます。また、経年変化によって、黒色が徐々に薄く変化していきます。鉄水を塗布した後は、ビーズワックスで仕上げています。
取り扱い
・酸性の液体を付着させないようにしてください。レモンやライムなど酸性の強い液体が付着すると変色や退色の原因となります。
・家具の設置は、木材の割れや反りの原因となる放熱器具の近くや空調機器の吹出口付近、直射日光(紫外線)の当たる場所はなるべく避けてください。
・熱い鍋や水気のあるグラスなどを直接置くと、しみの原因となります。コースターやランチョンマット、鍋敷きなどをご使用ください。
・金属アレルギーをお持ちの方は、アレルギー反応が出る場合があります。
・鉄水は特有の匂いがする場合があります。匂いが強い場合には、窓を開けるなど換気を心掛けてください。時間の経過とともに軽減します。
・表面の最終仕上げにはビーズワックスを塗布しています。水拭きをすると、表面のビーズワックスが次第に拭き取られていきます。頻繁に水拭きをする場合には、お手入れの頻度を増やしてください。
お手入れ
- 固く絞った布巾で、表面の汚れやホコリを拭き取ります。
- 家具の表面が乾燥したら、スポンジに適量のワックスをつけ、木目に沿って塗りこみます。
- 家具の表面の余分なワックスは柔らかい布で丁寧に拭き取り、磨きあげます。この時に、ビーズワックスを均一に伸ばすようにして、拭き上げてください。
すぐにご使用いただけますが、半日~1日おくと、ビーズワックスがより定着します。
1-3を定期的(通常期4~11月ごろは月に1度、乾燥期12~3月は週に1度)に行うとビーズワックスが定着し、より一層安定的な効果が期待できます。特にご購入当初はこまめなお手入れをお勧めします。無垢材の割れや反りの防止につながります。
表面を紙やすりで強く研磨すると、黒色に変化した木部も研磨されて木の素地が出てきます。表面に毛羽立ちがある場合には、#400以上の細かいサンドペーパーを使用して、優しく研磨し、最後にビーズワックスを塗布してください。
[木材/ソープフィニッシュ仕上げ]
特徴
石鹸を主成分としたソープフィニッシュは、自然素材による安心・安全な仕上げです。オイルやワックス仕上げとは異なり、木に塗布しても濡れ色にならず木本来の風合いを維持します。気持ちのよい、サラッとした手触り感です。木肌に石鹸の脂肪分が染み込むことで汚れが落ちやすく、乾燥を促進する有害な化学物質は一切使われていないので、お子様のいるご家庭でも安心な仕上げです。木材の割れや反り、または汚れや手垢などの付着を防ぐものではありません。
取り扱い
・家具の設置は、木材の割れや反りの原因となる放熱器具の近くや空調機器の吹出口付近、直射日光(紫外線)の当たる場所はなるべく避けてください。
・汚れの付着を完全に防ぐことはできません。汚れや手垢が付いた場合はメンテナンスを行ってください。(推奨:WENNEXのC液をご使用ください。)
・他の仕上げに比べて撥水性が低く、水拭きによって表面の毛羽立ちやガサつきが起こる可能性があります。その際は、サンドペーパーで研磨をし、A液とB液を順番に塗布してください。基本的には、水拭きではなく、乾拭きをしてください。
お手入れ
[推奨製品] WENNEX(ヴェネックス) ソープフィニッシュ(A・B・C 液)
- 汚れが表面にある場合は、C液をご使用ください。スポンジなどにC液を十分に吸い込ませた上で、汚れを洗い落してください。表面に残ったC液はスポンジで吸い取ります。
- 予めサンドペーパー(#180)で表面をやすり、下地を仕上げます。研磨粉はきれいなウエスなどで取り除いてください。
- A液をスポンジまたは刷毛などで表面に塗布します。A液には石鹸塗装の基礎となる洗剤成分が入っています。液たまりができるとシミになるので、余分な液体は丁寧にウエスで拭き取ってください。2時間ほど乾燥させ、サンドペーパー(#400)で毛羽立ちを取り除き、研磨粉はきれいに拭き取ってください。
- 最後にB液をA液と同様に塗布します。B液には仕上げとなる油分成分が入っています。液たまりができるとシミになるので、余分な液体は丁寧にウエスで拭き取ってください。2時間ほど乾燥させ、サンドペーパー(#1000)で表面の毛羽立ちを取り除き、研磨粉を拭き取って完了。
※部分的にメンテナンスを行うと、その箇所が白くなり、ムラが目立ちます。全体的にメンテナンスを行うか、部分的にお手入れをする場合には、ムラができることをご了承の上、行ってください。
[木材/ウレタン塗装仕上げ]
特徴
ウレタン塗装仕上げは、木材表面にウレタン樹脂の塗膜を施す仕上げで、湿気や紫外線などから木材を保護し、割れや反りなどの変化を抑えます。木材の導管を塗りつぶさないオープンポアタイプのウレタン塗装を採用し、木材の質感を生かした仕上げにしています。他の仕上げと比較すると、水分や熱の影響を受けにくいため、木材の変化が少なく安定した状態でご使用いただけます。日常的なお手入れは、水拭きや家具用洗剤をお使いください。塗装が剥がれたり、紫外線の影響などで変色や剥離が起きた場合は、メンテナンス用のペンなどを使った簡易的な補修が可能です。
取り扱い
・熱いものを直接置くと塗膜や木材が変色、変形する場合がありますので、コースターやランチョンマット、鍋敷き等をご使用ください。
・研磨成分や化学成分が入った布巾はご使用にならないでください。変色や剥離の原因となります。
・化学雑巾を接触させたまま長時間放置したり、滑り止めマット(ポリ塩化ビニル製) や耐震用ジェルなどを使用すると、変色したり塗膜がはがれる場合があります。
・シンナーやアルコール、ベンジン、除光液、除菌用消毒液などは、表面の塗膜を傷めますのでご使用にならないでください。
・アルカリ性や酸性の洗浄液やクリーナーのご使用は控えてください。
・経年によって表面のツヤが増す場合があります。
・経年劣化や衝撃により塗膜が剥離する場合があります。
お手入れ
・乾拭き、または固く絞った布で拭いてください。
・水拭きをした際は、最後に必ず乾拭きをしてください。使用する布巾によっては繊維が引っかかり、木材の表面に毛羽立ちが発生する場合があります。特に化学繊維の布巾のご使用は避けてください。
・油汚れ等が付着した場合は、薄めた中性洗剤(3~5%)に浸した布巾で汚れを落としてください。その後、固く絞った布巾で水拭きをし、水滴が残らないように乾拭きをしてください。
[木材/ウレタン鏡面仕上げ]
特徴
木材チップを繊維板に成形したMDFやポプラに、塗装を何度も塗り重ねて表面を平らにした後、鏡面になるまで磨いた仕上げです。他の仕上げと比べて、より多くの工程を経て製作されます。
取り扱い
・熱いものを直接置くと塗膜や木材が変色、変形する場合がありますので、コースターやランチョンマット、鍋敷き等をご使用ください。
・シンナーやアルコール、ベンジン、除光液等は、表面の塗膜を傷めますのでご使用にならないでください。
・細かな傷がつきやすい仕上げなので、お手入れの際は柔らかく綺麗な布をご使用ください。
・表面についた傷は補修が難しいため、十分に注意してご使用ください。
・補修のご相談は、カスタマーサービスまでお問い合わせください。
・可塑剤を含んだ滑り止めや保護材などをご使用する場合、ウレタンの塗膜が腐食する場合がありますのでご注意ください。
お手入れ
・微小の塵やホコリは傷の原因となりますので、吹き払い、乾拭きまたは固く絞った布で拭いてください。
[ファブリック]
特徴
ソファやチェアなどに張られるファブリックの色や素材、手触り感などは、空間を形づくる大切な要素です。タイムアンドスタイルは、オランダのファブリックブランド“de ploeg”をはじめ、イタリア2社、ドイツ1社、日本1社のファブリックを独自の視点で選定しました。1923年に設立したde ploegは、伝統的なスタイルや色、革新的な技術や機能を積極的に取り入れながら、品質の安定性や快適性を備えた実績ある生地によって個人のお客様からプロフェッショナルのお客様まで幅広く支持されています。
取り扱い
・水分や油分(飲食物やハンドクリーム、整髪料など)が付着すると、シミになる可能性があります。その際はすぐに拭き取ってください。
・紫外線の影響を受け、ファブリックが退色・変色する可能性があります。設置場所は、直射日光(紫外線)が当たる場所はなるべく避けてください。
・ソファやチェアのカバーリングをクリーニングする際には、洗濯表示をご確認の上、必ず「ドライクリーニング」をご利用ください。
お手入れ
・ブラシや粘着クリーナー、掃除機などを使って埃を取り除いてください。
・落ちにくい汚れには、専用クリーナーのご使用をお勧めします。
[レザー]
特徴
銀面(コラーゲン繊維で構成されたレザーの表面にある層)を残した良質なレザーを使用し、レザー本来の質感や手触りを感じることができます。1枚1枚丁寧に仕上げた国産レザーです。天然レザー特有のナチュラルマークと呼ばれる牛の身体に付いた傷やしわが表面に現れるのも特徴です。
エンボスレザー:顔料を塗装し、型押し加工を施したレザーです。塗装膜が厚いため、耐光性に優れ、退色しにくい性質を持ちます。
スムースレザー: 顔料を塗装したレザーです。塗装膜が厚いため、耐光性に優れ、退色しにくい性質を持ちます。
ヌメ革:染料のみで仕上げたレザーです。トップコートの塗装膜がなく、レザー本来の風合いや手触り感・透明感を味わうことができます。次第に染料が抜けてゆきますが、同時にレザーの色が深まり、風合いが増してゆきます。経年変化を楽しめるレザーです。
取り扱い
・水分や油分(飲食物やハンドクリーム、整髪料など)が付着すると、しみになる可能性がありますので、すぐに拭き取ってください。
・紫外線の影響を受け、退色・変色する可能性がありますので、なるべく直射日光(紫外線)が当たる場所は避けて設置してください。
・アルコール類、化学薬品などは塗装膜を腐食するため、ひび割れや塗膜剥離などの原因となります。付着させないようにしてください。
・水拭きをすると、しみ・ひび割れの原因となりますので、なるべくお控えください。
・レザーはご使用いただくにつれて伸びていきます。仕上げの種類や部位によっては大きく伸びる場合がありますのでご了承ください。
お手入れ
エンボスレザー、スムースレザー
・柔らかい布で乾拭きをしてください。汚れが気になる時は、レザークリーナー「foruph」のご使用をお勧めします。
・表面は塗装膜で覆われているため、皮革用のメンテナンスオイルなどを塗布しても浸透しません。これらのご使用はお控えください。
ヌメ革
・柔らかい布で乾拭きをしてください。また、水分や油分が付着したら、その都度こまめに拭き取ってください。
・レザーの潤いを保つために、1~2年に1度程度、家具皮革専用オイルでお手入れをしてください。色が濃くなりムラができることをご了承の上ご使用ください。塗りすぎると、革が伸びて色落ちがしやすくなるので、オイルは適量でおねがいします。靴用オイルなどはトラブルの原因となりますのでご使用はお控えください。
[金属/真鍮]
特徴
銅と亜鉛の合金です。経年変化により表面が酸化し、飴色や黒色に変化してゆきます。
真鍮磨き仕上げ:素材本来の美しさを表現するため、表面を鏡面状に磨いています。仕上げの塗装は一切施していません。
真鍮黒染め仕上げ:表面に黒染め液を塗布して、化学反応により黒色に変化させています。
真鍮ウレタン仕上げ:表面を鏡面状に磨き、酸化を防ぐため、ウレタンコーティングを施しています。
真鍮サテン仕上げ:表面をサテン(つや消し)状に磨き、酸化を防ぐためラッカーコーティングを施しています。
取り扱い
・汗や皮脂、空気中の水分に反応して酸化し、黒色に変化します。こまめに汗や皮脂を拭き取り、湿度の高い場所への設置はなるべく避けください。
・ウレタン仕上げやサテン仕上げの製品も表面の傷や紫外線の影響によって塗膜が劣化すると、同様に黒錆が発生します。
・直射日光(紫外線)が当たる場所への設置はなるべく避けてください。
お手入れ
・固く絞った柔らかい布で水拭きをしたあと、水滴が残らないように乾拭きをしてください。
・真鍮磨き仕上げ(無塗装)の製品に発生した黒錆や緑青が気になる場合は、市販の金属用研磨材を使って拭き取ってください。黒染仕上げ・ウレタン仕上げ・サテン仕上げの製品に研磨剤を使用すると、塗膜が劣化し風合いが損なわれますので、ご使用にならないでください。
[金属/ブロンズ]
特徴
銅と錫の合金です。経年変化により表面が酸化し、飴色や黒色に変化してゆきます。
ブロンズサテン仕上げ:表面をサテン(つや消し)状に磨き、酸化を防ぐため、表面にラッカーコーティングを施しています。
黒染め仕上げ:表面に黒染め液を塗布して、化学反応により黒色に変化させています。
取り扱い
・表面の傷や紫外線の影響によって塗膜が劣化すると、汗や皮脂または空気中の水分に反応して酸化し、黒色に変化します。こまめに汗や皮脂を拭き取り、湿度の高い場所への設置はなるべく避けてください。
・砂型鋳物の製造工程によって、表面にピンホール(小さな穴)が発生することがありますので、予めご了承ください。
・黒染め仕上げの製品は、酸性に反応します。酸性の液体が付着しないように、ご注意ください。
・直射日光(紫外線)が当たる場所への設置はなるべく避けてください。
お手入れ
・固く絞った柔らかい布で水拭きをしたあと、水滴が残らないように乾拭きをしてください。
・研磨剤を使用すると、表面の塗膜が劣化し風合いが損なわれますので、ご使用にならないでください。
[金箔・銀箔]
特徴
箔とは、金や銀を叩いて1万分の2~3mmまで薄く延ばしたもので、日本の価値ある伝統工芸品の一つです。家具や建具、漆器のほか、仏像や仏壇等の美術品などの装飾に用いられています。
取り扱い
・箔は、とても繊細で傷がつきやすいので、引っ掻いたり、ものをぶつけたりしないようご注意ください。
・箔が剥離する可能性がありますので、粘着性のテープやシール等を貼らないでください。
・箔が剥離する可能性がありますので、キャビネットを移動する際は、滑り止め付きの軍手等を着用せず、柔らかい綿布の手袋または素手で持つようにしてください。
・箔は漆を使って貼っています。漆は紫外線の影響によって徐々に劣化してゆきますので、直射日光(紫外線)が当たる場所を避けて設置してください。
お手入れ
・固く絞った柔らかい布で軽く水拭きをしたあと、水滴が残らないように乾拭きをしてください。
[金属/アルミニウム]
取り扱い
アルマイト仕上げ:硬いもので擦ったり叩いたりすると傷や打痕がつきます。アルミニウム素材のテーブルの上で、陶磁器類を使用する際には、コースターやマットのご利用をお勧めします。また、紫外線の影響によって、徐々に退色・変色してゆきます。直射日光(紫外線)が当たる場所をなるべく避けて設置してください。
ウレタン塗装仕上げ:経年や設置環境により、黄ばみ・くすみなどの変色が生じます。なるべく直射日光や煙などを避けてご使用ください。
お手入れ
アルマイト仕上げ:固く絞った柔らかい布で軽く水拭きをしたあと、水滴が残らないように乾拭きをしてください。また、小さなゴミや埃がついたまま拭き取ると、微小な傷がつきますのでご注意ください。
ウレタン塗装仕上げ:汚れは柔らかいきれいな布で軽く拭いてください。汚れが取れない場合は、水または薄めた中性洗剤を含ませた布をよく絞って拭き、洗剤分が残らないように水拭きをした後、水滴が残らないように乾拭きをしてください。強く拭くと塗装が剥がれる可能性がありますのでご注意ください。(器具のソケットや電源プラグ・電球は、絶対に水拭きをしないでください)
補修サービス
アルマイト仕上げ:変色や腐食が発生した場合、製品全体に再度アルマイト処理(有料)を行うことで綺麗な状態に戻ります。
[金属/スチール塗装]
取り扱い
経年や設置環境により、黄ばみ・くすみなどの変色が生じます。なるべく直射日光や煙などを避けてご使用ください。
お手入れ
汚れは柔らかいきれいな布で軽く拭いてください。汚れが取れない場合は、水または薄めた中性洗剤を含ませた布をよく絞って拭き、洗剤分が残らないように水拭きをした後、水滴が残らないように乾拭きをしてください。強く拭くと塗装が剥がれる可能性がありますのでご注意ください。
[ステンレス、メッキ]
取り扱い
ワックスやクリーナーをご使用になる場合は、傷、変色、くもり、錆の原因となる場合があるため、見えない箇所で試した上、お客様の責任の元に行ってください。
お手入れ
汚れは柔らかいきれいな布で軽く拭き取ってください。汚れが取れない場合は水または薄めた中性洗剤を含ませた布を固く絞り拭いてください。その後、洗剤や水滴が残らないように乾拭きをしてください。
[和紙]
取り扱い
・衝撃を与えるとシワや破れが生じますので、丁寧に扱ってください。雨の日や梅雨時期などは湿度によって、たるみやシワが生じることがあります。
・経年や設置環境により、黄ばみ・くすみ・白化などの変色が生じます。なるべく直射日光、乾燥、高湿度の環境を避けてご使用ください。
お手入れ
・洗剤のご使用や水拭きはせずに、柔らかいハケやブラシを使用して、埃や汚れをやさしく払ってください。
[杉材・檜材/無塗装]
取り扱い
経年により変色や多少の反りや歪みが生じます。なるべく直射日光、乾燥、高湿度の環境を避けてご使用ください。
お手入れ
・汚れは柔らかいきれいな布で軽く拭いてください。汚れが取れない場合は、水または薄めた中性洗剤を含ませた布をよく絞って拭き、洗剤分が残らないように水拭きした後、水滴が残らないように乾拭きをしてください。
[アクリル、樹脂類]
取り扱い
・家具の設置は、木材の割れや反りの原因となる放熱器具の近くや空調機器の吹出口付近、直射日光(紫外線)の当たる場所はなるべく避けてください。変形、割れ、破損の原因となります。
・熱いものを直接置くと、変形、割れ、破損の原因となります。熱が伝わりにくい鍋敷きなどをご使用ください。(ご使用温度:50℃以下 着火温度:約400℃)
・硬いものをぶつけないでください。変形、割れ、破損の原因となります。
お手入れ
・シンナー、ベンジン、アルコールなどは素材を溶かすため、絶対にご使用にならないでください。(注意:アルコール除菌含む)
[ラタン]
取り扱い
強く拭くと表面の皮がはがれたり、風合いを損ねる場合がありますのでご注意ください。
お手入れ
汚れは柔らかいきれいな布で軽く拭いてください。汚れが取れない場合は水または薄めた中性洗剤を含ませた布を固く絞り拭いてください。そのあと洗剤や水滴が残らないように乾拭きをしてください。ラタンの網目のほこりや汚れは柔らかい毛先のブラシで取り除いてください。
[陶磁器 - 家具]
取り扱い
急激な温度の変化で割れる場合がありますのでご注意ください。
お手入れ
汚れは柔らかいきれいな布で軽く拭いてください。汚れが取れない場合は、水または薄めた中性洗剤を含ませた布で拭き、そのあと洗剤や水滴が残らないように乾拭きをしてください。
[FRP (Fiber Reinforced Plastics)]
取り扱い
固い物や目の粗いもので拭くと傷が付く場合があるためご注意ください。研磨剤などは傷が付き、風合いを損ねる場合がありますのでご使用にならないでください。
お手入れ
汚れは柔らかいきれいな布で軽く拭いてください。汚れが取れない場合は、水または薄めた中性洗剤を含ませた布で拭き、その後、洗剤や水滴が残らないように乾拭きをしてください。
[ミラー]
取り扱い
腐食の原因となるので、水分がついたまま長時間放置しないでください。
特殊処理されたミラーには、洗剤等をご使用にならないでください。
お手入れ
汚れは柔らかいきれいな布で軽く拭いてください。汚れが取れない場合は、水やガラス用洗剤または薄めた中性洗剤を含ませた布で拭き、その後、洗剤や水滴が残らないように乾拭きをしてください。
[ガラス - 家具]
取り扱い
腐食の原因となる場合があるので、水分は必ず拭き取って乾いた状態でご使用ください。
お手入れ
汚れは柔らかいきれいな布で軽く拭いてください。汚れが取れない場合は、水やガラス用洗剤または薄めた中性洗剤を含ませた布で拭き、その後、洗剤や水滴が残らないように乾拭きをしてください。
[陶磁器 - 食器]
粒子の細かい土で作られる磁器は、硬くしっかりと目が詰まり吸水性はありません。これに対して、陶器は粒子の大きさも様々で多孔質に焼き上がるため吸水性があります。
食器洗浄機は磁器・陶器ともご使用いただけます。器と器が当たらないように十分に注意して庫内に入れてください。陶器は洗い残しの汚れが染み込んでしまう可能性がありますので、丁寧に予洗いすることをお勧めいたします。
磁器・陶器を問わず、電子レンジの使用は少なからず器に負担がかかりますので、連続使用や過度の加熱はお控えください。気が付かないうちにぶつけていた、目に見えないひずみや亀裂が入っていた等、先に何らかのダメージを受けていた場合、急激な温度変化の刺激が誘因となりヒビや割れが出現する可能性は否定できません。適宜ご判断の上、ご使用ください。 特に陶器の場合は、器が水分を含んでいると内側から急激に温度が上昇するため、破損の可能性が高くなります。
オーブンや直火では使用できません。なお、熱くなった器に冷水をかける等、急冷によっても破損することがありますのでご注意ください。
[陶器の目止め]
粗い土で作られた陶器は汁気や油分が染み込みやすく、しみや臭いが発生する原因となります。 これを予防するためには、目止めの作業を行います。
最初のご使用の前に、鍋に器が隠れる程度の米のとぎ汁(または、米か小麦粉をひとつかみ入れた水)を張って弱火で 20分ほど煮沸すると、土の粒子の隙間がでんぷん質で埋まって汚れや臭いがつきにくくなります。 鍋に入れたままゆっくり冷ましてから水洗いし、よく乾燥させてください。 また、料理を盛り付ける前に器を5 ~10分ほど水に浸して水分を含ませておくと、しっとりとした美しい艶が出て、汁気や油分の染み込みを軽減することができます。 ご使用後は浸け置き洗いはせず、なるべく早めに洗浄し十分に乾燥させてから収納してください。
手入れに少々手間がかかりますが、使い込んでいくうちに現れる表情の変化こそが和陶器の醍醐味です。
[銀彩]
銀彩が施された器は空気に触れると硫化反応による変色が起きます。
黒ずみが気になる場合は、シルバー磨き剤またはペースト状に水練りした重曹をやわらかい布につけて磨くと、元の輝きを取り戻すことができます。ただし、磨きすぎると銀彩の層を突き破り下の白磁が出てきてしまいますのでご注意ください。硫化を予め防止するには空気に触れないよう紙やラップなどに包んで収納しておきます。
ご使用後は一般的な陶磁器と同様に柔らかいスポンジに中性洗剤をつけて洗います。漂白剤やクレンザー、食器洗浄機のご使用はお避けください。
電子レンジやオーブンは黒く変色したりスパークが起きる原因となりますので、使用できません。
[印判]
印判とは、江戸時代から行われている絵付の技法のひとつです。版画の要領で柄を刷り込んだ和紙を、一枚一枚素焼きの器に押し当てて水を含ませた箪でこすり、生地に柄を写し取っていきます。全て手作業で行うため、そこには、ずれ、欠け、かすれ、滲み、柄抜けなど、個性的な表情が生まれます。完全に同じものはありません。この不揃いで温もりある風合いこそが印判染付の魅力であり、醍醐味です。手間隙がかかり不均ーな印判は、時代とともに敬遠されその姿を消しつつありますが、本製品は当時とほとんど変わらない手法を貫いて製作をしています。
[ガラス器]
耐熱ガラスではありませんので、急激な温度変化を与えると割れることがあります。熱い飲み物を注いだり、温水で洗浄した直後のガラス器に冷たいものを入れたりしないでください。食器洗浄機の使用は、高温水によりガラス器が破損したり、洗剤の種類によっては委りが発生する原因となったりする場合がありますので、お勧めいたしかねます。電子レンジやオーブンは使用できません。また、ガラス器 を積み重ねると外れなくなり破損することがありますので、スタック用の器以外は積み重ねないでください。 やむを得ず重ねる時は、器の間に布や紙を挟んでください。
薄手のガラス製品につきましては、小さなお子様が直接口につけてご使用になることのないよう、十分にご注意ください。
[漆器]
陶磁器やガラス器と同じように中性洗剤で洗います。ただし、クレンザーや研磨スポンジ、たわしなどの使用は避け、柔らかいスポンジや布をお使いください。洗浄後は柔らかい布巾ですぐに水滴を拭き取ることをお勧めいたします。丁寧に拭き上げることによって表面が磨かれ、徐々に深い艶が出てきます。 洗浄時や収納時に、陶磁器等の硬いものと重ねると傷が付く恐れがありますのでお気をつけください。
漆器は急激な乾燥や温度変化、紫外線が苦手です。長時間直射日光が当たるところに置いたり、冷蔵庫、食器洗浄機、電子レンジ、オーブンに入れることは避けてください。また、水に浸け放しにしたり急激に熱湯をかけたりすると、塗膜の剥離や変色、木地のゆがみを引き起こす可能性がありますのでご注意ください。
新しい春慶塗の製品は漆に含まれる油分が表面に滲み出てくることがありますが、洗浄すれば問題なくお使いいただけます。漆を塗布してから1年程度経つと落ち着きますので、ご安心ください。
[檜]
無塗装の檜は製品に加工されてからも常に呼吸をしているため、ヤニがにじみ出てくることがあります。 ヤニは雑菌の繁殖をおさえる抗菌力を持ち、また、皮膜を形成して自然な艶を発し製品の耐久性を高めています。 ヤニ自体に害はありませんが、べたつきが気になる場合はサンドペーパー等でかる<削り取るか、エタノールやアルコール等で拭き取ると綺麗になります。
[タオル]
最初の数回は洗濯時に色落ちする可能性がありますので、他のものと一緒に洗濯したり濡れたまま放置したりすることはお控えください。また、多少の毛羽落ちが発生することがありますので、屑取りネットの使用をお勧めいたします。塩素系洗剤や漂白剤は使用しないでください。長時間直射日光にあてると、繊維が硬くなる要因となりますのでご注意ください。万ー、引っ掛け等によりパイルが飛び出してしまった場合は、根元からカットしてください。