TIME & STYLE JAZZ
TIME & STYLEは、家具、建築、アート、音楽が自然に調和する空間づくりを通して、心地よさと美意識に満ちた豊かな日常を提案してきました。
日本の伝統的な職人技を基盤としながら、現代的な感性やライフスタイルを取り入れるその姿勢は、洗練された芸術表現であるモダンジャズとも深く共鳴しています。異なる歴史を持ちながらも、日本のものづくりとモダンジャズは、ともに世界に開かれた文化であり、その開かれた感覚によって自然に響き合っています。
また両者には、美しさだけではない共通点があります。それは、暮らしの中に静かな豊かさや思索、そして人間らしさをもたらそうとする姿勢です。
手仕事による仕上げの美しさと、即興演奏が生み出す自由な表現。その調和は空間に奥行きを与え、単なる機能性を超えた、生きた空気を生み出します。
さらに、楽器そのものにも、ものづくりとの深い関係性が宿っています。コントラバスを形づくる木工技術、サックスの精緻な鋳造や構造、ピアノの響き、シンバルの打ち出し加工──そこには、素材、職人、そして表現が響き合う感覚が息づいています。楽器とは単なる道具ではなく、人の存在や時間を内包する工芸的な存在でもあります。
日本でのジャズは長年にわたり、独自の文化として深く親しまれてきました。ジャズ喫茶やライブハウス、熱心なリスナー、コレクター、演奏家たちによって育まれてきたその文化は、音楽を単なる娯楽ではなく、丁寧に向き合う芸術として受け継がれてきました。そうした背景の中で、音楽はTIME & STYLEの空間にも自然に溶け込むようになっていったのです。
創業当初より、音楽はTIME & STYLEの体験に欠かせない存在でした。空間の中で優れたライブ演奏と出会う機会を育み続けてきたことが、やがてジャズレーベル「TIME & STYLE JAZZ」の設立へとつながっていきました。
長年にわたり続けられてきたライブ演奏は、TIME & STYLEの空間やアイデンティティの一部となり、演奏者、聴き手、そして空間を親密につなぐ存在となっています。
その歩みを象徴する存在のひとつがKei Akagi Trioです。TIME & STYLE JAZZからは、これまでに『Liquid Blue』(2006)、『Circle Point』(2014)、『Contrast & Form』(2016)、『Aqua Puzzle』(2017)の4作品を発表し、レーベルの歩みとともに深い関係を築き続けています。








