春慶塗について
漆器は、木や竹、紙などに漆を何度も塗り重ねることで強度や防水性を高めた日本古来の工芸品です。ウルシの木の幹から採れる樹液から埃を取り除いて精製し、顔料などを混ぜて使います。
耐水性や保温性に優れ、漆がもつ美しさも相まって、古くから日用品から美術品として親しまれてきました。
取り扱い
・陶磁器やガラス器と同じように中性洗剤で洗います。ただし、クレンザーや研磨スポンジ、たわしなどの使用は避け、柔らかいスポンジや布をお使いください。洗浄後は柔らかい布巾ですぐに水滴を拭き取ることをお勧めいたします。丁寧に拭き上げることによって表面が磨かれ、徐々に深い艶が出てきます。
・洗浄時や収納時に、陶磁器等の硬いものと重ねると傷が付く恐れがありますのでお気をつけください。
・漆器は急激な温度変化や乾燥、紫外線が苦手です。長時間直射日光が当たるところに置いたり、冷蔵庫、食器洗浄機、電子レンジ、オーブンに入れることは避けてください。
・水に浸け放しにしたり急激に熱湯をかけたりすると、塗膜の剥離や変色、木地のゆがみを引き起こす可能性がありますのでご注意ください。
お手入れ
新しい春慶塗の製品は漆に含まれる油分が表面に滲み出てくることがありますが、洗浄すれば問題なくお使いいただけます。 漆を塗布してから 1 年程度経つと油分の滲出は落ち着きます。
その他のテーブルウェア素材については下記からご覧ください。
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